14パリ・北駅

2014年08月02日(土)〜2014年08月06日(水)
フランスで一番の乗降客を誇るパリ北駅。今回宿泊したホテルの目の前で、最も良く利用した駅だ。荘厳な建物に無数の人が出入りしており、警察官や軍人、鉄道会社の警備員等がうろうろしていて治安は良さそうだった。
内部はとにかく広く、そして高い。天井が高いのは蒸気機関車時代の名残だろう。
この駅からは無数の国際列車が発着する。ずらりと並ぶ運行表が旅情をそそる。
駅にはなぜかアップライトのピアノが設置されていて、上手いのから下手なのまで、いろんな人が思い思いに弾いていた。
もう一つ面白いと思ったのがこれ。自転車のペダルのようなものをこいで発電し、携帯電話を充電できるサービス。健康にも良く切れかけた電池の充電もタダでできるとあってか、常に混雑していた。
ロンドンへ向かうユーロスターは、一度駅の二階へ行き手続きを行う。その二階から見渡す駅構内は圧巻だ。
パリ北駅の顔といえばこの列車、ロンドン行きのユーロスターだ。イギリスはシェンゲン協定に加盟していないので、この駅にイミグレーションがある。その関係で容易にホームへ立ち入れないようにガラスで囲まれている。
その隣にはベルギー・オランダ方面への国際列車・タリスの発着場がある。写真はフランス、ベルギー、オランダへの乗り入れが可能なPBA型。
こっちは加えてドイツへの乗り入れも可能なPBKA型。
細かいサブタイプまでは分からないがTGVの一階建ての方。そういえば滞在中、北駅では二階建てのDuplexは見なかったが乗り入れてないのだろうか?
こちらは塗装が違うTGV。正面を黒く塗り側面は白、脇にワンポイントで赤のアクセントがある。
フランスでは数を減らしたものの、未だに客車列車が活躍している。ここの機関車は恐らくBB7200系統の電気機関車。塗装や見た目が似ていても、実は電源方式で形式が変わる。7200形が直流、15000形が交流、交直流用が22200形だ。
恐らくCC72000型ディーゼル機関車。電化区間のパリ北駅に入り込んでくるのは珍しい。原型初号機は1967年に運転を開始しているから、結構古い部類に入る機関車だ。
さすがに客車の細かい形式になるとお手上げだ。まぁ形式が分からなくても、見ているだけで旅情は感じられる。
近郊路線用の車輛で超低床車。フランスの長距離列車は全くバリアフリーなんて考慮していないが、近距離列車は殆どがこの超低床車になっている。この車輛は恐らくボンバルディア社製のZ27500型。
アルストム社の近郊型二階建車輛で恐らくTER向けに作られた2N NGのZ24500かZ26500。
恐らくレジョリスZ54500型。最新のアルストム社製ハイブリット電車だ。この場合のハイブリッドは架線下での電車と非電化でのディーゼルカーの両方に使えるという意味。
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